• 「つるが街波祭」のパンフレット
  • 大和田伸也さん
  • 西川貴教さん
「つるが街波祭」のパンフレット

 北陸新幹線敦賀開業記念イベント「つるが街波祭」が3月16、17日、JR敦賀駅から金ケ崎緑地までの中心市街地一帯で開かれる。駅前大通りの特設ステージでのオープニングセレモニーを皮切りに、物産展やマルシェ、山車(やま)ひき体験など全28イベントが繰り広げられる。終着駅・敦賀を訪れる大勢の観光客らを敦賀一丸となっておもてなしする。

JR敦賀駅周辺 大和田、西川さん式典ゲスト

 駅前大通りは車両通行止めにして歩行者天国となる。敦賀駅を背にした特設ステージでは16日午前10時から、オープニングセレモニーを開催。スペシャルゲストに敦賀市出身の俳優で敦賀観光特任大使の大和田伸也さん、滋賀県出身で若狭町にもルーツがあるという歌手、西川貴教さんが参加する。敦賀の新しい地酒「月きよし」で鏡開きして、開業を祝う。同ステージでは16、17の両日、市民によるダンスステージやバンド演奏もある。

 otta(オッタ)の駅西広場公園や駅前商店街には市内外の観光物産PRブースが並ぶ。16日夜は、午後7時台の新幹線到着に合わせてLEDランタンを打ち上げ、幻想的な明かりで乗客を出迎える。

 市プラザ萬象では恒例の「つるが鉄道フェスティバル」。人気のミニSLやミニ新幹線乗車体験やJRシミュレーター体験が楽しめる。

本町1、2商店街 Wギョーブ会える!?

 アル・プラザ敦賀では「越前かにめし」(福井)や「ますのすし」(富山)など全国の駅弁を販売。白銀町バス停付近では「かに汁」振る舞いもある。

 本町1丁目商店街では「ほんいちマルシェ」があり、アクセサリーやお総菜などが出店。気比神宮では16日夜に、参道を灯ろうの明かりで照らす「氣比神宮の杜フェスタ」があり、昼夜を問わずまち歩きが楽しめそう。

 敦賀ゆかりの武将、大谷吉継をモチーフにしたご当地ヒーロー「双蝶のギョーブ」と古戦場おもてなし武将隊関ケ原組(岐阜県)の吉継の「Wギョーブ」が中心市街地を巡っており、記念撮影できる。

神楽町1商店街 縁日や「坊主BAR」

 気比神宮前交差点にはキッチンカーが集結。通りでは各商店が食べ物など限定品を並べる「朔日(ついたち)市」と地元中学生による「つのがっこ縁日」がある。

 神楽町広場では「ストリートスポーツ体験&ジャムセッション」があり、スケートボードやBMX、ボルダリングの魅力を発信。本勝寺では16日午後5時から、お寺の本堂でお酒が飲める「坊主BAR」で住職との会話が楽しめる。

博物館通り 山車ひき体験いかが

 みなとつるが山車会館は2日間にわたり「つるがの山車まつり」を開催。16日は大和田伸也さんが1日館長を務め、同日午後2時から、リニューアル記念テープカットがある。17日には山車巡行体験がある。

 市立博物館では同館収蔵品でも屈指の人気を誇る日本画「狗子(くし)図」(円山応挙)など“敦賀のお宝”を集めた企画展「博物館からかがやき、発見!」を開く。屋上が特別開放され、敦賀の海や山、まちなみ、新幹線駅舎が一望できる。同館からスタートする謎解きまち歩き「よっしーからの挑戦状」もある。

 17日午前8時半からは、朝市イベント「晴れの(日)」があり、嶺南6市町の特産品が並ぶ予定となっている。

金ケ崎周辺 ムゼウム資料特別展示

 敦賀赤レンガ倉庫では乗り物などブリキのおもちゃが並ぶ「昭和レトロなおもちゃ展」を開催。16日は、倉庫北側に展示してあるキハ28形気動車乗車会もある。

 資料館「人道の港敦賀ムゼウム」では企画展「ムゼウムの軌跡~人道の港コレクション」が始まり、ユダヤ難民上陸の史実を今に伝える「大迫アルバム」の実物を特別展示する。16、17日は地元高校生らによるガイドの時間もある。

 緑地休憩所では2日間、マルシェイベント「スロータイムステーション」。市民文化センターでは17日午後2時から、コンクールで優秀な成績を収めた学生らによる「次世代音楽家応援コンサート」が開かれる。

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