福井県おおい町の特産品を製造、販売する主婦グループ「おおい夢工房」で、人気商品「米こうじみそ」の仕込みがピークを迎えている。手造りみそは、昔ながらの製法で半年以上かけて熟成させた自慢の一品。仕込み作業は3月中旬まで続けられる。
グループは1997年に発足。現在、町内の主婦9人で町特産のウメやキノコなどを使った商品を製造している。
米こうじみそは、町産コシヒカリと県産大豆を使用した人気商品。安全な商品の目安となる県の認証制度「厳選ふくいの味」を取得している。
みその売れ行きは好評で、今季の仕込みは例年より1カ月早い昨年11月にスタートした。数日間発酵させた米こうじと圧力鍋で煮込んだ大豆を混ぜ合わせ、ミンチ状に。拳サイズに丸めてから、空気が入らないようたるに投げつけ敷き詰める。半年以上熟成させると完成する。
3月中旬までに約3トン分を仕込む予定で、20年以上みそ造りを続ける女性は「具材たっぷりのみそ汁を食べて体を温めてほしい」と話している。
昨シーズンに仕込んだ分は、おおい、高浜両町のスーパーや道の駅などで販売している。500グラム入り540円から。みそにユズなどを加えた好評の「おかずみそ(4種類)」は140グラム486円。
問い合わせはおおい夢工房=電話0770(77)3002。
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