福井県敦賀駅前から気比神宮までの商店街を彩ろうと、敦賀の魅力を市内中学生らがデザインしたマンホールのふたが11月18日、設置された。敦賀気比高生が描いた絵なども登場し、事業を企画した敦賀青年会議所は「散策を楽しみ敦賀の魅力に触れてほしい」と話している。
同会議所が敦賀への愛着を深めてもらおうと「TSURUGA IRODOL PROJECT」と銘打って、市や北陸電力の協力を得て企画した。
マンホールのふたは松陵、粟野、気比、角鹿中の各校の生徒有志がデザインした。気比神宮や金崎宮など市内の観光名所のほか、市公認キャラクターの「ツヌガ君」や市の鳥「ゆりかもめ」を描いたふたもある。敦賀駅前と気比神宮前に2枚ずつ設置した。
絵は敦賀気比高生が描いた。お客さんでにぎわう日本海さかな街や、金ケ崎緑地公園のレンタサイクルなどが題材で、シールにして気比神宮までの歩道にある北陸電力の路上機器10カ所に貼り付けた。
事業ではこのほか、敦賀のキャッチコピーも募集。46作品の中から選ばれた「ええやん!敦賀」をタペストリーに記し、アーケードに250枚設置した。
プロジェクトに参加した粟野中2年の生徒は「自分たちがデザインしたマンホールが、駅を降りた人に敦賀の観光地を知ってもらうきっかけになったら」と話した。
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