• 若衆によってゆっくり引き起こされる巨大たいまつ=9日、おおい町成海
  • 大火勢会場へ練り歩くたいまつ行列
  • 華麗な踊りを繰り広げたヨサコイ演舞
  • 祭りを締めくくった夜空を覆い尽くす花火
  • 思い思いのひとときを過ごす来場者(石川悠樹撮影)
若衆によってゆっくり引き起こされる巨大たいまつ=9日、おおい町成海

 福井県おおい町成海のうみんぴあ大飯エリアで9月9日に開催された火祭り「若狭おおいのスーパー大火勢(おおがせ)」(福井新聞社後援)。燃え盛る巨大たいまつを豪快に回すさまは圧巻で、訪れた約1万3千人の観客を魅了した。

 大火勢の種火となる「悠久の炎」を運ぶたいまつ行列では、若衆ら約60人が火の付いたたいまつを片手に練り歩いた。たいまつが“炎の川”のように連なり、周囲に幻想的な光景を繰り広げた。

 大火勢会場で巨大たいまつに点火すると、若衆が「ヤーッサー」とかけ声を上げて引き起こし、水をかぶりながら豪快に回した。炎の渦が周囲を明るく照らし、大勢の観客が見入っていた。

 ヨサコイやチアダンス、和太鼓などの演舞も祭りを盛り上げ、夜空を覆い尽くす花火で最高のフィナーレを飾った。

 
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