福井県内唯一の屋内アイススケートリンク、敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」が10月28日、今季の一般営業を開始する。9月23日に始まった製氷作業は大詰めを迎え、責任者の川上さんは「シーズン中に北陸新幹線が開業する。県内外の多くの人が楽しく滑るリンクに仕上げたい」と話している。
60メートル×30メートルのアリーナは北陸唯一の日本スケート連盟公式リンク。マイナス10度ほどの不凍液が流れるチューブが入ったマットが敷き詰められ、水をまいて凍らせる。1回の散水当たりの製氷の厚さは1ミリ以下で、120回ほど繰り返さなければならない根気強い作業だ。
アイススケート経験者の川上さんは今年3月に同社に入社。前任者らのアドバイスを参考に取り組んでいる。
10日現在の氷の厚さは6センチほど。完成目安の厚さ8センチに向け、川上さんとアルバイト社員は黙々と製氷作業に取り組んでいた。川上さんは「営業開始までにリンクを仕上げられるか、不安な日もあった。お客さんがスケートを楽しんでいる姿を早くみたい」と笑顔で語った。
今季はクラブチームへの貸し切り営業を経て、28日から来年5月6日まで一般営業する。平日は午後1時~同6時、土日祝日や冬休み、春休み期間中は午前10時~午後5時半。料金は高校生以上1500円、中学生1000円、小学生以下800円。貸し靴料は1足600円。
毎週日曜日は午後1時から楽しく滑るための基本を学べるワンコイン・スケート教室を開催する。当日受け付けで、1人500円。問い合わせはニューサンピア敦賀=電話0770(24)2111。
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