女性の落語愛好家が腕前を競う第15回ちりとてちん杯全国女性落語大会の決勝大会が24日、小浜市まちの駅・旭座であり、グランプリにひろっちゃんさんが輝いた。
前日の予選を勝ち抜いた6人が、持ち時間1人15分以内で落語を披露した。
ひろっちゃんさんは、古典落語「子は鎹(かすがい)」をアレンジし披露し、会場に詰めかけた約170人の笑いを誘った。
これまで複数回出場しているひろっちゃんさんは第11回大会(2018年)で準グランプリに輝いた実力者。旭座に対し思い入れも強く「ここは夢の舞台。上がることができただけでもうれしい」と受賞の喜びを語った。
決勝では「いいところでかんでしまったのは残念」としながら「自分らしく子どもに対する思いを表現でき、お客さんも共感してくれているのを感じうれしかった」と話した。今後について「落語を通し自分らしくたくさんのことを表現できたら」と抱負を述べた。
準グランプリに、満腹亭いち福さん、3位につね吉さんが選ばれた。
大会を主催する「若狭小浜ちりとて落語の会」(小浜市)は、地域文化の発展に貢献した個人・団体をたたえる第45回サントリー地域文化賞に今年輝いている。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)