北陸新幹線開業に向け「恐竜王国福井」を福井県敦賀市から発信しようと、市内の和洋菓子店「銘菓処笑福堂」が恐竜を題材にした新商品を開発した。スプーンで“発掘”しながら食べてもらえるようクレープの中に恐竜形の小さなゼリーを入れたり、敦賀名物水仙まんじゅうのあんこを恐竜形にしたりと遊び心にあふれている。
「恐竜」や「敦賀」をテーマに知人の子ども5人に食べたいお菓子の絵を描いてもらい、それをヒントに4商品を開発した。
クレープはスコップの形をしたスプーンを付け、購入した人がクリームの中を探すと恐竜のゼリーが現れる。恐竜形のベビーカステラも添えた。水仙まんじゅうの中のあんこはフクイティタンやティラノサウルスなど4種類を作った。
ゼリーの新商品も開発し、敦賀特産の東浦みかんや、県産のイチゴとレモンの味が楽しめる。中には少し硬めの恐竜形の寒天ゼリーが入っている。
ほかに、恐竜の卵をイメージした楕円(だえん)形のチョコクリームサンドも作った。生地はアーモンドの粉末などを使用。表面にはフクイラプトルやフクイティタン、ステゴサウルスなど8種類の恐竜を食紅でプリントした。外はさくっと、中はしっとりと食感も楽しめる。
小西副社長は「嶺北は恐竜のお土産の種類が豊富。商品を通して嶺南からも恐竜を発信していきたい」と話している。水仙まんじゅうは9月末までで予約が必要。クレープはイベント時のみ販売。
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