福井県敦賀市の中池見湿地で県域絶滅危惧Ⅰ類のミズトラノオがかれんな花を咲かせている。ふさふさとした薄紫色の花を風に揺らしながら、去りゆく夏と秋の訪れを告げている。
低湿地に生えるシソ科の多年草で高さは30センチほどになる。2~8センチの花穂が「トラの尻尾」に似ていることから名付けられた。県内では同湿地のほか福井市や若狭町に生育しているという。
今年は7月半ばから花を咲かせ始め、花期はまもなく終盤を迎える。稲刈りがすっかり終わった同湿地の田んぼでは、二番穂を伸ばし始めたイネとの共演が訪れる人を楽しませている。
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