ウナギ

三方湖・水月湖・菅湖・久々子湖・日向湖の5つの湖からなる三方五湖は、ラムサール条約にも登録された豊かな自然が残る湖です。古くより食材の宝庫として知られ、ウナギや手長エビ、コイ、シジミ、ハゼ、スズキなど、多種多様な魚介類が獲れます。なかでも三方湖の天然ウナギは「口細青鰻（くちぼそあおうなぎ）」と呼ばれ、細くとがった口と青みがかった背、丸く太い尾が特徴です。

三方湖に生息するウナギは脂ののりがよく、栄養価も高いそうです。昔から高級食材として京に運ばれていたほどの逸品というのもうなずけます。旬は初夏から晩秋にかけて。越冬に備え栄養を蓄える11月頃が一番おいしいといわれています。三方五湖周辺にはウナギの専門店が点在していますが、天然ウナギを食べられるかどうかは漁次第。お店を訪ねる前に一度確認してからお出掛けください。

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身が引き締まったウナギは、淡白ながら焼き上がりは香ばしく、上品な味わい。老舗ごとに受け継がれている秘伝のタレと焼き方がさらに旨みを引き立てます。