• デベロップが展開するコンテナ型ホテル=石川県白山市(同社提供)
  • 災害時の宿泊施設提供に関する協定を結んだ戸嶋町長(左)と岡村社長=21日、美浜町役場
デベロップが展開するコンテナ型ホテル=石川県白山市(同社提供)

 美浜町は8月21日、コンテナ型ホテルを展開するデベロップ(本社千葉県)と、災害時に宿泊施設の提供を受ける協定を結んだ。同社は来年11月、同町松原にホテルを開業する計画で県内進出は初。平時はビジネス客や観光客のホテルとして営業し、災害時は被災者の避難所や復旧作業従事者の拠点として活用する。

 約5千平方メートルの用地に、2階建てのコンテナホテルを来年3月着工する。延べ床面積は約1100平方メートル。客室数は74を予定しており、コンテナホテルとしては国内最大規模という。設備投資額は約5億円。

 客室は基本的に一つのコンテナ(13平方メートル)を1室として使用。ベッドやユニットバス、トイレ、テレビ、冷凍冷蔵庫などを備える。

 災害が発生した際は、基礎部分から客室を取り外し、クレーンでトラックに載せて運べる仕組みで、美浜町内で大規模災害が起きた際はデベロップ社の全国の他店舗から移送する。全国の自治体と災害時の協定を結んでおり、美浜町との締結で計202件となった。

 町役場で21日、協定調印式が行われた。戸嶋秀樹町長はあいさつで、宿泊客が町内の飲食店や商業施設を利用することによる地域経済への波及や雇用創出につながることに期待を示した。デベロップの岡村社長は熊本地震や千葉豪雨に触れ「有事の際はしっかり役割を果たしたい」と述べた。

 今回の進出に当たっては関西電力が取引のあるデベロップ社を美浜町に紹介し、橋渡し役を担った。原発立地地域の将来像を議論する国主催の共創会議で、関電は企業誘致の支援拡充に取り組むとしている。

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