みこしを担いで海に入り、声をかけ合いながら練り歩く男衆=25日、おおい町本郷

 「かわそさん」の愛称で親しまれる、福井県おおい町本郷の日枝神社の水無月(みなづき)祭が7月25日、始まった。区内で集めた厄を海へ流し、無病息災を願う伝統行事。男衆はみこしを担いで町内を巡った後、海に入り力強く練り歩く「足洗い」を行った。

 同祭は佐分利川の川裾で行われたことから「かわそ」と呼ばれ、江戸時代ごろに始まったとされる。

 同神社の氏子の20代でつくる本郷青年義団の団員33人がみこしを担ぎ、日枝神社を出発。荒木団長の「ワンヨ」の威勢のよいかけ声に、団員が「サンヨ」と応えながら巡行した。

 青戸大橋近くの海岸に到着すると、団員はみこしを担いで海へ。胸の高さほどまで海水につかりながら力強く歩き回り、厄を流して地域の無病息災を祈願した。

 かじ取りを担い、全体をまとめる立場だった荒木団長は「例年より若い団員が多く、安心して任せられた。団員たちの地元を思う気持ちの強さを感じられた」と話した。

 足洗いを終えたみこしは近くの御旅所へ運び込まれ、一夜を過ごした。26日には再び担がれ神社へ戻った。

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