
福井ゆかりの武将、丹羽長秀に関する史料が並ぶ特集展示=小浜市の県立若狭歴史博物館
福井県小浜市の県立若狭歴史博物館で特集展示「丹羽長秀と若狭-信長と秀吉を支えた智将-」が開かれている。戦国期の書状や江戸時代の地誌など史料5点を展示、越前と若狭を治めた名将の手腕を解説している。2月8日まで。
織田信長に仕え、賤ケ岳の戦い後、豊臣秀吉の傘下として活躍した丹羽長秀は越前と若狭の両方を統治した数少ない武将で、その功績を知ってもらおうと企画した。
1570年5月、長秀は信長から小浜を中心とする若狭国の半分を、75年にほぼ全域を領地として与えられた。展示史料の「正親町天皇女房奉書(おおぎまちてんのうにょうぼうほうしょ)」では羽賀寺(同市)の所領を押収しようとする信長を天皇が長秀を通じて止めようとしたことが記されている。解説文では信長と朝廷の間に立ち、無事に領地の保持につなげたことを紹介している。また長秀や秀吉、明智光秀などの署名が入った文書も並ぶ。
賤ケ岳の戦いの後に長秀は秀吉から越前国などを与えられた。拠点を越前北庄に移したが、江戸時代に小浜の町人が記した「拾椎雑話(しゅうすいざつわ)」では、小浜市の後瀬山城下に若狭武田氏が築いた外堀を埋め立てて町中の不便さを解消したことや、若狭国の無住の城を取り壊すよう命令し武装解除を進めたことなどが記されている。
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。観覧料は一般310円、高校生以下、満70歳以上は無料。
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