
小堀日之出堂が開発した新メニュー「神在彩食」
福井県敦賀市の気比神宮の門前に店舗を構える老舗菓子店「小堀日之出堂」(神楽町1丁目)は、参拝客らに提供する新メニューを開発した。「神在彩食(じんざいさいしょく)」と名付けた赤飯とお餅のセットで、特別感を味わえる敦賀の食として浸透を図っていきたい考えだ。4月上旬からメニューに加える。
気比神宮の主祭神は御食津(みけつ)大神(おおかみ)とも称し、食物をつかさどる。赤飯、お餅とも神様にお供えし、祝い事や正月に食べる縁起物であることにちなみ、「赤飯と雑煮」「赤飯とぜんざい」の二つのセットを用意した。
赤飯は打ち水の工程で味付けをして深いこくを出したという。雑煮は白みそ汁で、かつお節を載せたシンプルなスタイル。ぜんざいの餅の上にはアクセントとして花の形をした練り切りを載せた。
専務は「神宮前の店舗として、年間を通してお祭り気分、お正月気分を味わえるものとして考えた。主に参拝後の朝食として楽しんでもらえれば」と話していた。価格は千円前後を予定している。
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