
子供歌舞伎で堂々と舞を披露する児童=3日、美浜町早瀬の瑞林寺
堂々とした舞を披露する児童=3日、美浜町早瀬の日吉神社
堂々とした舞を披露する児童=3日、美浜町早瀬の瑞林寺
堂々とした舞を披露する児童=3日、美浜町早瀬の日吉神社
子供歌舞伎で堂々と舞を披露する児童=3日、美浜町早瀬の瑞林寺
福井県美浜町早瀬に160年余り伝わる町指定無形民俗文化財「子供歌舞伎」が3日、早瀬区の日吉神社と瑞林寺で奉納された。きらびやかな衣装をまとった男児4人が山車の上で堂々の舞を披露し、観衆から大きな拍手を浴びた。
子供歌舞伎は住民でつくる保存会が中心となって受け継いでいる。保存会によると、区内で流行したコレラを鎮めるために瑞林寺の和光和尚が奨励し、1857年に始まったという。
美浜西小の児童が3人ずつ舞台に上がり、祝いの舞とされる「三番叟(さんばそう)」を舞った。三味線や拍子木、鼓の音に合わせて舞や足拍子を決めた。金色の扇や鈴を手に、引き締まった表情で見えを切ると、観衆からおひねりが投げ込まれた。
大役を果たした美浜西小2年の児童は「緊張したけど、練習の成果を出せた」と笑顔で振り返った。区長は「動きに切れがあり、練習より良かった」と“豆役者”たちの活躍に目を細めた。
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