
三十三間山の頂上を目指し出発する登山客=29日、若狭町倉見
福井県若狭町と滋賀県との県境にある三十三間山(842メートル)の山開き式が4月29日、同町倉見の登山道入り口で開かれた。親子連れらが自然を体感しながら軽やかに歩を進めた。
式は若狭三方五湖観光協会が主催。竹越聡会長や渡辺英朗町長ら14人が参列して神事が営まれ、シーズン中の安全を祈願した。渡辺町長は「自然の恵みに感謝しながら、地域や関係機関と連携して安全安心な観光振興を進めていきたい」と祝辞を述べた。
山頂までは2時間程度で、手前の広場からは若狭湾や三方五湖、青葉山が一望できる。神事後は渡辺町長や登山客約100人が山頂を目指した。地元の児童は「山頂辺りからの景色が好きで、1年生の時から毎年登っている。マイペースで楽しく登りたい」と話し、家族で出発していった。
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