独創性富む作品一堂　美浜美術展　入賞・入選など５１点

個性豊かな作品が並ぶ美浜美術展＝１６日、美浜町生涯学習センターなびあす

　現代美術の全国公募展「第３５回美浜美術展」（福井県美浜町、町教委、福井新聞社、関西電力主催）が１１月１６日、町生涯学習センターなびあすで始まった。独創的な入賞・入選作など５１点が一堂に会している。２８日まで。

　応募２００点から大賞に選ばれた「Ｌａｎｄｓｃａｐｅ　２０２４」など入賞５点、入選４５点を紹介。審査員を務めた画家の安達博文さんの作品も展示されている。

　大賞作品は、手描きのビル街のコピーを約３０枚つなぎ合わせ、ビル街を表現し直した。コピー特有のぼやけが独特の風合いを醸し出している。県知事賞の「散華」はしおれたヒマワリを哀愁深く描いた。福井新聞社賞に輝いた「草・樹／鶴居村」は、上空から見た北海道鶴居村の草原と樹木が広がるエリアをキャンバスに模写している。

　県内からは３１点の応募があり、４点が入選した。

　２５日休館。