• 多くの来場者でにぎわう道の駅「若狭美浜はまびより」=2日、美浜町松原
  • テープカットとくす玉割りで開業を祝う関係者
  • オープンとともに入場する人たち
多くの来場者でにぎわう道の駅「若狭美浜はまびより」=2日、美浜町松原

 福井県美浜町のJR美浜駅前に位置する道の駅「若狭美浜はまびより」(同町松原)が6月2日、オープンした。へしこや野菜などの地場産品を目当てに多くの人が早速、足を運んだ。開業式では、関係者が来春の北陸新幹線敦賀開業に向け、美浜の玄関口として新たなにぎわい拠点になることを期待した。

 道の駅開業は町内初で、県内では21カ所目。建物は、農林水産物直売所やカフェ、バー、一時預かり専門託児所などが入る町整備の鉄骨2階建てと、道路情報提供施設などが備わる国整備の木造平屋建てがある。駐車場は普通車108台、大型車10台、身体障害者用で3台が止められる。

 記念式典には関係者ら約90人が出席。戸嶋秀樹町長は「コンセプトは人々が集い、育み、美(うま)し美浜を体感できるにぎわいの交流拠点。周辺施設との連携などを進め多く来場してもらい、誰もが住みたくなる、応援したくなるまちづくりを進めていく」とあいさつ。テープカットとくす玉割りで開業を祝った。

 雨が降るあいにくの天気となったが100人以上が列をなし、午前11時半のオープンとともに続々と入場。農林水産物直売所では、へしこやキュウリ、トマト、イチゴといった地場産品などを品定めする客でにぎわった。カフェでは、来場者は美浜産の米粉に小麦粉をブレンドした自家製生パスタに舌鼓を打っていた。

 おおい町から夫婦で訪れた男性は「海の幸から山の幸まで豊富な商品がそろっていて買い物が楽しかった」と喜んでいた。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)