
慣れた手つきで福太夫を収穫する女将の会メンバー=24日、若狭町田井
福井県嶺南地域の旅館・ホテルの女将(おかみ)でつくる「若狭路女将の会わかさ会」は6月24日、若狭町田井の梅畑で県特産「福井梅」の収穫を体験し、今年の出来栄えを確認した。収穫した梅は女将それぞれの宿で調理し、宿泊者に振る舞われる。
同会は、福井梅の品種「紅映(べにさし)」を使った梅酒「紅姫」を同町や若狭三方ビバレッジ(旧エコファームみかた)と共同開発し、2016年から販売するなど、梅のPR活動を行っている。収穫体験も活動の一環で、今年で11回目。
この日は地元農家の梅畑に女将3人が集まり、完熟状態での加工に適した「福太夫」を一粒ずつ慣れた手つきでもいでいった。約20キロの収穫を終え、会長は「昨年の梅は気候の影響を受けてしまっていたが、今年は実がふっくらとしていて香りも良い」と納得顔だった。
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