
キャンドルの光に包まれた棚田=17日夜、小浜市田烏
福井県小浜市田烏の棚田を約3千個の発光ダイオード(LED)キャンドルで彩るイベント「たがらす棚田キャンドル」が5月25日まで行われている。日が暮れると、棚田がキャンドルの光で幻想的に包まれる。
田烏の棚田は若狭湾に面し、2022年2月に農林水産省の「棚田遺産」に選定された。12年から地元住民でつくる「たがらす我袖倶楽部」が、毎年開いている。最大規模となった昨年と同数のキャンドルを置いた。
初日の17日は、午後7時過ぎからキャンドルが光った。15分間隔でオレンジや緑、ピンクに色を変え、棚田を一望できる道路脇に集まった人々から感嘆の声が漏れた。
初めて訪れたという同市の40代男性は、2人の小学生の子を連れ「明るくてきれいだった。子どもたちも田んぼのあぜ道を楽しそうに走っていて、来て良かった」と話した。
キャンドルは同9時ごろまで点灯する。
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