福井県小浜市浅間の常高寺でハナショウブが見頃を迎えている。境内の一画に植えられた約40種類2500株ほどが鮮やかな紫や黄色の花を咲かせている。
常高寺は、江戸時代初期の小浜藩初代藩主・京極高次の妻のお初の方(常高院)の発願で建立された。
ハナショウブは約30年前から澤口前住職が境内を彩ろうと、植え始めた。徐々に数を増やし、15年ほど前から毎年見頃を迎えるこの時期に「花菖蒲まつり」を開き、一般公開している。
ピンクや黄、濃淡さまざまな紫色で、花びらの数も3枚、6枚、八重と違いがあり、訪れる人の目を楽しませている。岡田住職は「今年も見事な花を咲かせたので、この機会に是非足を運んでもらえたら」と話している。
まつりは6月20日まで。開園は午前9時~午後5時。入園料300円。菓子付き抹茶席は500円(5人以上の場合は要予約)。予約、問い合わせは同寺=電話0770(53)2327。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)