北陸新幹線敦賀開業を契機に、敦賀・若狭エリアが首都圏でも知られ、興味を持っていただけるように、首都圏在住の方を招き、敦賀・若狭エリアのモニターツアーを実施しました。

今回のモニターは、フォロワー数11万人を超える旅系インフルエンサーとして知られている朝比菜りおなさん。

本記事では、その旅の様子を、同行した北陸の空株式会社がご報告します。
 

美浜町レイクセンター【美浜町】

続いて、三方五湖(美浜町と若狭町にまたがる5つの湖の総称)方面へ。
当初は、カフェやテラスで三方五湖を一望できる『レインボーライン山頂公園』まで向かう予定でしたが、当日は雨が降ったり止んだりと天候が安定せず…。

そこで、2023年春にオープンしたばかりの『美浜町レイクセンター』に行ってきました!遊覧船やレンタサイクル、カフェテリアなどが揃う施設です。

今回は、三方五湖の新名物である、電気だけで動く遊覧船に乗りました。

タイミングがよかったのか、乗船時はなんと貸し切り状態。
三方五湖に飛んでくるさまざまな野鳥を、船に乗りながら観察することができました。

また、この遊覧船の醍醐味は、なんといってもガイドさん。
三方五湖の豆知識や、見えてくる野鳥についておもしろく解説していただき、50分の乗船時間があっという間に感じました。

「船に乗るのが大好きなのでとても楽しかったです!船に屋根がついてるので雨でも楽しめました。ほとんど揺れないので、船酔いの心配も全くなくてよかったです!」(朝比菜さん)

 

Patisserie CACHE-KACHE(パティスリーカシュカシュ)【小浜市】

続いて、小浜市にある小さな洋菓子屋さんへ。
小浜市への移動中に、「敦賀に着いてから、このお店のアカウントにフォローされたんですよ」とモニターの朝比菜さんが教えてくれたのが、こちらの『Patisserie CACHE-KACHE』でした。

「運営メンバーのInstagramを見ていたら、楽しそうだなーと思って。ついフォローしちゃったんです(笑)」と明るく出迎えてくれたのは、店長でパティシエの山崎さん。山崎さんはフランスで武者修行を経験し、その後地元小浜市にお店をオープンしました。

今回はシュークリームとケーキを買わせていただきましたが、一番のおすすめは焼き菓子だそうですよ!
焼き菓子なら持ち運びもしやすいし、お土産にしてもいいですね。

「店主さんが私をフォローしてくださったきっかけで行くことになり、嬉しかったです!福井の人たちの暖かさを感じられました。
プリンがとっても美味しかった!とろけました!」(朝比菜さん)

 

GOSHOEN【小浜市】

江戸時代に、現在の小浜市を拠点に活躍した北前船の商人『古河屋』の五代目が、小浜藩のお殿様などの賓客をもてなすために建てた『護松園』。

今は地元の100年企業でもある塗り箸メーカーの『株式会社マツ勘』がリノベーションし、名前を『GOSHOEN』と改め、古民家カフェや蔵を活用した博物館を楽しめるスポットとなっています。

(注:GOSHOENへの飲食物の持ち込みは禁止です。)

ラストオーダーを過ぎた閉店間際にお伺いしたこともあり、残念ながら飲み物は買えなかったのですが、箸のミュージアムを見たり、伝統工芸の若狭塗で作られた箸を買ったりするなど、ゆったり過ごすことができました。

「若狭は塗り箸が有名ということを初めて知りました!
ミュージアムの展示もおもしろかったです。
可愛い塗り箸がたくさんあって選ぶのにとても時間かかりましたが、1つお土産に購入しました」(朝比菜さん)

伝統工芸と言うと渋いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、最近はおしゃれさやかわいさが感じられるデザインのものも増えています。
若い方にも、自分へのプレゼントやお土産として、ぜひ伝統工芸品を手に取っていただきたいものです。

 

敦賀さざなみリゾートちょうべい【敦賀市】

宿泊のため、再び敦賀に戻り、『敦賀さざなみリゾートちょうべい』へ。

敦賀半島にある名子集落で40年以上続いてきた、海沿いにある民宿です。
最近リノベーションし、新しくなったというお部屋に宿泊しました。

宿のすぐそばに海があり、お部屋やお風呂から敦賀湾を眺めることができます。

「宿から見える海が、冬なのにきれいですごく楽しめました!夏だったらもっときれいなんだろうな~」(朝比菜さん)

また、今回は宿泊しませんでしたが、サイクリスト向けに、専用玄関から直接自転車
を持ち込むことができ、室内設置の工具で整備も可能なコンセプトルームも新設されたので、敦賀半島のサイクリングを楽しみたい方にもおすすめ。

そして、夜ごはんは炭火で焼く懐石料理をいただきました。

福井が誇るブランド牛でもある若狭牛や、カニやホタテ、サザエなどの魚介類といった新鮮な食材を炭火でいただきます。

醤油や、郷土料理のへしこを使ったソースなど、さまざまな味付けで旬の食材を楽しむことができました。

朝起きると準備されていたのは、発酵食をふんだんに使った健康的な朝ごはん。

ビネガードレッシングを使ったサラダや、郷土料理の鯖のへしこ、麹漬けされた梅干しなどをいただきました。

夕食、朝食ともに、新鮮な海鮮や郷土料理など、地元ならではの料理をお腹いっぱい食べることができ、ここでしか味わえない食の魅力を体感できました。
 

常宮神社【敦賀市】

翌日は、地元で「お産のじょうぐうさん」と呼ばれ親しまれている『常宮神社』からスタート。
神功皇后がここで皇子の応神天皇を安産したことから、安産の神様として崇められています。その他にも、商売繁盛など、さまざまな神様が祀られていました。

常宮神社は、敦賀のシンボルとも言える氣比神宮ともつながりがあります。
毎年7月に行われる神事『総参祭(そうのまいりのまつり)』では、氣比神宮のご祭神である仲哀天皇が神職とともに船で常宮神社へ行き、参詣します。
仲哀天皇と、常宮神社のご祭神である神功皇后は夫婦だったため、まるで夫が妻に会いに行くよう。このような神事は全国的にも大変珍しいものだそうです。

「松尾芭蕉が拾ったと言われている綺麗な貝殻を持ち帰ることができたのも思い出になりました!」(朝比菜さん)

実は敦賀は、松尾芭蕉の『おくのほそ道』にも登場する場所。
芭蕉は敦賀に6日ほど滞在し、10の句を詠んだと言われています。

船で常宮神社近くにある色ヶ浜にわたった際には、「小萩ちれますほの小貝小盃」などの句を詠んでおり、この“ますほの小貝”(赤い色の貝)が境内に置かれていました!
 

門ヶ崎【敦賀市】

ツアー行程を組む際に、「もし可能ならここに行ってみたいです」と朝比菜さんからリクエストをいただいた『門ヶ崎』へ。敦賀半島の先端にあり、若狭湾国定公園に属している場所です。

実は運営スタッフもこの場所について詳しく知らず、朝比菜さんも地図アプリを見ながら探していたところ、この場所を見つけたとのこと。このように、観光マップに載っていない魅力を自分で探し出す冒険のような旅も面白いかもしれません。

門ヶ崎に到着後、傾斜のある遊歩道を歩いていくと、その先に現れたのは断崖絶壁!
大迫力で、心が揺さぶられるほどの絶景でした!!

「道中はジャングルのように険しかったですが、それがまた冒険のようで楽しかったです!!」(朝比菜さん)
 

ジブン食堂【敦賀市】

自分でお刺身を選んで作ることができる海鮮丼が売り!『ジブン食堂』で昼食をいただきました。

海鮮丼はその日敦賀港で水揚げされた魚を中心に、数種類の中から好きな量を載せることができます。お米の量や、ガリなどの付け合わせも自由に選ぶことができる、まさに「ジブン」だけの海鮮丼が作れます。

海鮮丼だけでなく、パスタランチも絶品!
3種類から好きなパスタを選ぶことができます。

連日海鮮づくしだったこともあり、朝比菜さんはパスタランチをチョイス。魚介と岩海苔がたくさん入ったクリームパスタ、アルガマリーナがおいしそうでした。
 

まとめ

冬の敦賀・若狭らしく、くもりや雨が多いツアーでしたが、だからこそ楽しめる屋内スポットを中心に巡りました。

冬の北陸は天気が不安定で、地元民でも出かけるのが少し億劫になりがちです。
ですが今回のツアーはそんな冬でも楽しめるツアーになったのではないかと思います。

朝比菜「くもりや雨だったので、正直最初はどうなるんだろうと心配でした。
しかし、プランを色々と組み替えてくださって、くもりや雨でも楽しめるような内容になっていてとても良かったです!今回関わってくださった方々や、つながった方々も本当に皆さんあたたかく、幸せな気持ちになりました。


敦賀・若狭エリアそのものの魅力はもちろん、“人のつながり”や“人の輪”がとても深く、あたたかく、とっても素敵な場所だと感じました!
 

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記事作成:北陸の空株式会社