
魚の干物で文化庁の「100年フード」に認定されている福井県小浜市の「若狭おばま醤油(しょうゆ)干し」を使ったメニューを提供するフェアが市内の飲食8店舗で行われている。食べ比べができる定食のほか、海鮮丼とコラボした変わり種も準備されており、市外ではあまり知られていない“地味な”郷土料理のおいしさをアピール、観光誘客などにつなげる。
醤油干しはサバやアナゴ、ハタハタなどの魚をしょうゆだれに漬け込み、一夜干しした伝統食で、2022年に「100年フード」に認定された。
小浜市・若狭町日本遺産活用推進協議会によると、23年度の文化庁の事業で若狭湾周辺や北陸地域の住民らを対象に「最も食べ慣れたサバ料理」を尋ねたところ、若狭地域では浜焼きサバやへしこを抑え、醤油干しが20・5%でトップ。一方、昨年10月に同協議会が実施した試食会で行ったアンケートでは、市外来場者の75%が醤油干しを知らなかった。
フェアは地元で親しまれている伝統食の魅力をアピールしようと同協議会が主催し、若狭おばま観光協会が運営している。サバの醤油干しと塩焼きを食べ比べができる定食や、醤油干しの竜田揚げを挟んだサンドイッチなど、各店が趣向を凝らしたメニューを準備。ごはんの上に新鮮な海産物と一緒に載せた丼や、客席であぶって楽しむ定食など新規開発したメニューもある。
フェアは3月末まで。期間中、対象のメニューを食べて交流サイト(SNS)への投稿やアンケートに回答すると、市内3カ所の宿泊施設で使えるペア宿泊券(3組)や醤油干し詰め合わせ(5人)が当たる特典もある。
同協議会の担当者は「すごくおいしくて愛されている食べ物なので、ぜひ味わっていただきたい」と話した。問い合わせは同観光協会=電話0770(52)3844。
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