
「さんよー」とかけ声を上げながら区内を練る子ども神輿=19日、小浜市上竹原
福井県小浜市千種2丁目の廣嶺神社の例祭「祇園祭」が7月19日、2日間の日程で開催された。氏子ら総勢約200人が参加し、神(み)輿(こし)4基とともに「さんよー」とかけ声を上げながら市内を練り歩いた。
豊漁や五(ご)穀(こく)豊(ほう)穣(じょう)を祈願する祭りで、上竹原、下竹原、府中の3区で受け継がれている。
午前10時に同神社から神輿3基と子ども神輿1基が出発し上竹原と府中の両区を巡行。今年は少子高齢化により、子ども神輿以外の3基は大半のルートを耕運機に載せ、同神社から約1キロ東にある福泉寺(同市府中)まで運んだ。沿道では区民が神輿に手を合わせてさい銭を供え、無病息災などを祈っていた。
同寺に神輿が到着すると「鎌鉾取り神事」が営まれ、3~4㍍ほどの竹竿が傾けられると、氏子たちが先端に付けられた木製の鎌を一斉に奪い合った。その後、神輿を仮宮がある下竹原区へ運び区内を巡行した。
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