
旅客船内の救命胴衣を確認する保安官(左)=21日、敦賀市蓬莱町の近江トラベルオーミマリン敦賀営業所
北陸のハワイとも称される福井県敦賀市の無人島「水島」と同市色浜、浦底両区を結ぶ旅客船の今シーズンの運航開始日となる7月21日、敦賀海上保安部は、旅客船が停泊する同市蓬莱町の岸壁で安全点検を実施した。エンジンルームの状況や救命胴衣の数などを一つずつ確認していった。
点検を受けたのは近江トラベル(滋賀県彦根市)の天城号(16トン、旅客定員58人)と第7観光丸(19トン、同60人)。「海の事故ゼロキャンペーン」(16日~31日)に合わせ毎年、敦賀水島航路で運用する旅客船の点検を受け入れている。同町の同社オーミマリン敦賀営業所前面岸壁で行った。
保安官3人はエンジンルームの消火設備や救命胴衣の数、旅客案内用のマイクの作動状況をそれぞれ確認した。近江トラベルで安全統括管理者を務める村山さんは「運行前の点検を強化しトラブル時の連絡体制も整え、安全運航に努めたい」と話した。同航路は今シーズン、8月24日まで運航される予定。
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