
潮風に揺れ磯の香りを漂わせる天然ワカメの天日干し=8日、小浜市矢代
福井県小浜市内外海地区沿岸で天然ワカメの収穫作業が行われている。若狭湾で育った新鮮なワカメが天日干しされ、潮風に揺られながら磯の香りを漂わせている。
天然ワカメの収穫は3~5月に行われる。波打ち際や水深2メートルまでの岩場で育った20~30センチのワカメを長さ2メートルほどの竹ざおの先につけた鎌を使って収穫する。水洗いの後、海岸沿いで洗濯ばさみに挟んだワカメを天日干し。夕方まで干した後は乾燥機にかけて翌朝に袋詰めしていく。
8日早朝に出航し約20キロを収穫した矢代区の栗駒さんは「天然ワカメは香りが特長。みそ汁や酢の物などでおいしく味わってほしい」と話した。
乾燥ワカメは小浜市内のスーパーなどを中心に販売されている。
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