ちえなみき来店者30万人目の佐藤さん(右)と米澤市長=16日、敦賀市のオッタ

 敦賀市の公設書店「ちえなみき」の来店者が30万人を突破し16日、同書店前の広場公園で記念セレモニーが行われた。敦賀市出身で京都薬科大2年生の学生に記念品が贈られた。

 学生は今月1日、敦賀へ電車で帰省した際に来店、記念すべき30万人目となった。学生はちえなみきの魅力について「本の検索機がないことで、目当ての本を探している間にもいろんなジャンルの本に出合える」と話していた。

 セレモニーはこの日開かれた駅西エリア「オッタ」1周年記念イベントの中で行われ、米澤光治市長が佐藤さんに商品券の目録を贈った。米澤市長は「幅広い年代の人に活用していただき、駅前が交流、にぎわいの拠点になっている。駅前が敦賀観光のスタート地点となるようなまちづくりをこれからやっていきたい」と話した。

 学生は「北陸新幹線開業後は、敦賀で電車を乗り換えする人が多くなると思う。敦賀が目的地ではない人にもふらっと立ち寄ってもらえるような場所になってほしい」と話していた。

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