福井県敦賀市の気比の松原海水浴場で7月15日、海開き式が行われた。関係者46人が神事や海中への献花を行い、今シーズンの市内海水浴場の安全とにぎわいを祈願した。
今シーズンはコロナ後初めて市内11カ所にある海水浴場がすべて海開き。気比の松原海水浴場では救護体制を整えたほか、海上にクジラを模した滑り台や休憩いかだを用意した。入り込み客数は昨シーズン、豪雨などで6万人にとどまったが、今年はコロナ前の10万人を目標にしている。
式には米澤光治市長や敦賀観光協会の池田裕太郎会長、高木毅衆院議員らが出席。神事の後、池田会長は「敦賀の夏は海。コロナが5類に移行し多くの観光客に来ていただきたい。万全の態勢で臨む」とあいさつした。
関係者は波打ち際に並び、花を海へ投げ込んで、海難事故ゼロを祈願した。打ち上げ花火を上げシーズン幕開けを祝った。
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