120年の歴史があり、世界中で愛されるクマのぬいぐるみ「テディベア」の特別展「世界を旅するテディベア」が、福井県敦賀市金ケ崎町の敦賀赤レンガ倉庫で開かれている。世界各国の衣装をまとったベアや世界唯一の貴重なベア、最初のデザインのベアなど約100点を展示している。9月5日まで。
テディベアは1902年、ドイツの玩具メーカー・シュタイフが開発した頭や両手、両足を動かすことができるクマのぬいぐるみがルーツ。セオドア・ルーズベルト米大統領の愛称テディにちなんで名付けられたとの説があるという。
「世界限定ベア」コーナーでは、各国の伝統的な衣装や文化を表現した貴重なベアがずらり。ドイツはサッカー代表ユニホーム姿や作曲家ベートーベンをイメージしたベア、オーストリアはウィーン少年合唱団、オランダは緑色の体でチューリップを持ったベアなど計31点が並んでいる。
1998年のサッカーW杯を記念して制作され、世界に1体しかない高級ブランド「ルイ・ヴィトン」ベアや、1902年の“最初のテディベア”のレプリカもある。ぬいぐるみが動く「モーションディスプレー」も展示。大きなテディベアと一緒に撮影できるコーナーも人気を集める。
展示会の様子をインスタグラムなどに投稿するとオリジナルコースターが、会場常設の全長27メートルの鉄道ジオラマに隠れているテディベアを撮影するとオリジナルポストカードがもらえる。
午前9時半~午後5時半。入場料大人400円、小学生以下200円(3歳未満は無料)。水曜日休館。8月16日は開館し翌17日休館。
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