大粒に育った若狭地方の特産「一寸ソラマメ」=24日、若狭町海士坂

 福井県若狭地方の初夏の味覚、一寸ソラマメの収穫がピークを迎えている。若狭町海士坂(あまさか)の畑では、大粒が入った鮮やかな緑色のさやを農家が丁寧に取っていった。

 長さ約15センチのさやに1寸(約3センチ)の豆が1~3粒入る。地元農家は約8アールの畑で栽培している。

 24日は午前6時半ごろから作業をスタート。午前中で約80キロを収穫した。地元農家は「大粒で張りがある。良質に仕上がった」と笑顔で話していた。素材の味が楽しめる塩ゆでがおすすめという。

 JA福井県嶺南営農経済センターによると、若狭地方の4市町の農家11軒が計約40アールで育てている。収穫は6月初旬ごろまで続く。

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