福井県小浜市門前にある旧松永小門前分校として使われた木造平屋の建物がリノベーションされた。内外装の改修作業を行った主催者の栗本さんは、多目的スペースとして今後貸し出していくことを構想しており「この場所を使ってくれる人が出てきてくれれば」と話している。
同分校は1969年に閉校し、建物はその後、個人が所有している。大阪府出身で木工家具職人の栗本さんは、興味のあった田舎暮らしをかなえようと2014年、両親の出身地である小浜市に移住。建物は家具のショールームなどとして使ってきたが、活用の幅を広げようと、昨年6月ごろから老朽化した外板を張り替えたり、トイレを新しくしたりしてリノベーションした。
多目的スペースとして生まれ変わった建物は「Aokara(あおから)」と名付けた。広がる青空の下、人が集まる空間になることを思い描き「何かが始まったり、広がったりする場所にできたら」との思いが込められている。
「Aokara」に関する問い合わせは栗本さん=電話080(4196)3427またはインスタグラムアカウント(@aokara8)まで。
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