リニューアルした敦賀観光協会のホームページ。写真が大きく表示され観光客に魅力を伝えている

 新幹線敦賀開業で多くの観光客に敦賀を楽しんでもらおうと、福井県敦賀観光協会公式サイトが大幅にリニューアルした。「旅する港町つるが」とネーミングし市内観光のモデルコースや体験ツアーなどを紹介。観光スポットの写真をトップページ上部にスライドショーで大きく表示し、インパクトある仕上がりとした。

 協会の公式サイトは2008年に開設し、15年にレイアウトを変更した。今回は敦賀開業に向け、8年ぶりのリニューアルとなった。スマートフォン用にコンパクトに情報を閲覧できるようデザインも工夫した。

 気比神宮や人道の港敦賀ムゼウム、敦賀赤レンガ倉庫といった観光スポットを、観光客が好みに合わせて選べるよう「歴史・文化」「神社・仏閣」など四つのカテゴリーに分けて紹介。市内を巡るモデルコースは、「お江・お市・大谷吉継 ゆかりの地」「松尾芭蕉、おくのほそ道の足跡」などイメージしやすいネーミングとした。移動の所要時間を載せ効率の良い回り方を紹介し、旅行プランを立てやすくした。

 敦賀開業に合わせた体験ツアーは吹きガラスやイカダ釣りなど七つを紹介。一部を除きサイト上のURLから直接予約申し込みができる。春の花換まつりや夏の海水浴場など旬の話題を紹介する特集コーナーも設けた。

 同協会は「県内外の多くの人がこのサイトを見て、敦賀に行ってみたいと思ってもらうきっかけになれば」と話している。

 新幹線開業に向け、市内の官民団体などでつくる「新幹線敦賀開業まちづくり推進会議」は特設サイト「つるが、発見!」を開設。敦賀商工会議所は、観光客らが「#クチコミつるが」をつけてインスタグラムに投稿すると、その内容が掲載される情報サイト「クチコミつるが」を立ち上げており、観光協会のサイトとリンクしている。

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