新たにネット遊具(手前)やクライミングウオール(奥)が整備されにぎわう県こども家族館=4月30日、おおい町成海

 福井県おおい町成海の県こども家族館が、開館15周年に合わせ遊具を充実させリニューアルオープンした。国内最大級となる高さ16メートルのクライミングウオールやネット遊具、木のおもちゃで遊べる憩いの場などを新たに整備した。

 同館は2008年にオープン。ターゲット層の拡大や老朽化した設備の改修のため、昨年6月から工事を行っていた。

 2、3階のあそび探検ゾーンには、子どもから大人まで挑戦できるクライミングウオールを2基設置。壁に取り付けられたホールドと呼ばれる突起物は形がさまざまで、上に登るほど小さくなっていく。体験時間は1人20分程度で、当日予約のみ。

 既存のボールプールには、高さ5メートルの大型ネット遊具を新たに設置。スケートボードの体験型アトラクションやミニボルダリングも新たに用意した。

 1階エリアの一部は、県産杉材を使った床の板張り、木のテーブルやおもちゃなど木のぬくもりが感じられる空間に生まれ変わった。壁に映し出された花や魚の映像に触れて遊べる「アクティブスクリーン」などもある。

 ゴールデンウイーク中の4月30日は、多くの親子連れでにぎわい、クライミングウオールに挑戦した高浜町和田小6年の児童は「少し怖かったけれど、8メートルほど登れて楽しかった」と喜んでいた。

 県によると、本年度の来場者数は約15万人を目標としている。

 利用料金は、2・3階が一般320円、小中高生150円。1階は無料。午前9時半~午後5時。問い合わせは同館=電話0770(77)3211。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)