福井県若狭町と滋賀県との県境にある三十三間山(842メートル)の山開き式が4月29日、同町倉見の登山道入り口で開かれた。晴天の下、家族や友人と訪れた登山客が山頂へ軽やかに歩を進めた。

 式は若狭三方五湖観光協会が主催。竹越聡会長や渡辺英朗町長ら13人が参列して神事が行われ、シーズン中の安全を祈願した。

 山頂までは2時間程度で、山頂手前の広場からは若狭湾や三方五湖、青葉山が一望できるという。神事後、約100人が会話を楽しみながら山頂を目指していった。毎年登っているという参加者は「この山は山頂の景色が開いていて好き。マイペースで楽しく登りたい」と笑顔で話した。
 

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