プロのオーケストラと共演する福井県小浜市の師走の恒例イベント「若狭小浜第九演奏会」に向け、主催する文芸おばまの実行委員会は、当日出演する合唱団員を6月20日まで募集している。今回は第30回記念となり、小浜讃歌(さんか)「人魚の子守歌」も歌う。より幅広く参加を募ろうと、練習はこれまでの小浜会場に加え、敦賀会場を設ける。
1993年から、新型コロナウイルス禍で実施できなかった2020年を除き毎年開催している。今年の本番は12月10日午後3時から、小浜市文化会館で開かれる。当日はセントラル愛知交響楽団の演奏に合わせ、ベートーベンの交響曲第9番第4楽章をドイツ語で歌う。指揮は同楽団正指揮者の古谷誠一さん。プロのソリスト4人も参加する。
小浜讃歌を歌うのは4年ぶりで、例年より2カ月ほど早く練習を始める。発会式は6月27日午後7時半から同館であり、その後原則毎週火曜の午後7時半~同9時に練習する。敦賀会場の敦賀市粟野公民館での練習は9月2日に始まり、原則毎週土曜の午後3時半~同5時に行う。希望すれば両会場の練習に参加することも可能。
パートはソプラノ、アルト、テノール、バスから希望できる。会費は一般6千円、高校生以下無料。楽譜や練習用のCDは別途購入する。
申し込みは小浜市文化会館で受け付けており、申込書に必要事項を記入し提出する。問い合わせは同館=電話0770(53)9700。
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