国の重要伝統的建造物群保存地区「小浜西組」のまち歩きを促進しようと、福井県小浜市は「おばま西組ずかん」を作製した。小浜西組で特徴的な昔ながらの町家の名残など23項目をイラストとともに紹介している。
ベンガラ格子や折り畳み式の縁台「がったり」、景観を守る木製のエアコン室外機カバーなど、小浜西組を散策すると“ふと目に留まる”ものを収録した。
家にある井戸の数を示す井戸マークは「二つ三つの家はあまりありません。見つけたらラッキーかも」などと、歩いて探してみたくなる豆知識も添えられている。
B6判13ページ。1冊500円。市まちの駅・旭座と市文化観光課で販売している。数量限定。2~3月に市内5施設で配布した「おばま西組びんご」と手作りトレーディングカードとのセット販売もある。
同課の担当者は「子どもに分かりやすく、大人も知って楽しめる内容を考えた。ぜひ手に入れて散策してほしい」と話している。問い合わせは同課=電話0770(64)6034。
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