淡いピンクと緑のコントラストが美しい「神子の山桜」=28日、若狭町神子

 福井県若狭町神子の通称「神子の山桜」が満開を迎えている。常神半島の山肌一面に、山桜の淡いピンク色と木々の緑色が絶妙のコントラストをなしている。

 神子の山桜は、江戸中期に小浜藩の奨励で山肌一帯をアブラギリ畑として開墾した際、畑の境界を示す目印として植えられたものと伝わる。その後自生して増え、現在は約300~400本が群生。県の名勝に指定されている。旧岬小グラウンド近くから眺めると、奥にそびえる山の斜面いっぱいに山桜が咲き誇る光景が広がっている。

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