見頃となった楊貴妃桜=28日、若狭町関の福乗寺

 福井県若狭町関の福乗寺境内にある町指定天然記念物「楊貴妃桜」が3月28日、ほぼ満開となった。訪れた人は青空に浮かぶ、美しいサクラをうっとりと見上げていた。

 楊貴妃桜はサトザクラの一種で、薄紅色の花びらが幾重にも重なっている八重桜。樹齢は200年以上で幹回り2メートル。樹勢の衰えが目立ってきたことから、1987年に住民が京都の桜守に再生を依頼し、指導を受けながら一丸となって守っている。

 25日夜からは恒例のライトアップをしている。花が散るまで連日、午後7時から同8時半まで点灯する。

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