• 赤やピンク色の花を咲かせ、満開を迎えている五色ツバキ=27日、小浜市金屋の萬徳寺
  • 赤やピンクの花を咲かせ、満開を迎えている五色ツバキ=27日、小浜市金屋の萬徳寺
  • 緑の庭園に華やかな彩りを添えている五色ツバキ
  • 赤やピンクの花を咲かせ、満開を迎えている五色ツバキ=27日、小浜市金屋の萬徳寺
赤やピンク色の花を咲かせ、満開を迎えている五色ツバキ=27日、小浜市金屋の萬徳寺

 国の名勝に指定されている福井県小浜市金屋の萬徳寺庭園で、五色ツバキが例年より2週間ほど早く満開となっている。緑の庭園に赤やピンクの色鮮やかな花を咲かせ、周囲を春色に彩っている。

 同寺の五色ツバキは、庭園が造られた1677年からあるとされる。樹齢300年以上の古木に赤やピンク、2色の絞り模様といった色とりどりの花をつけ、庭園内にある書院から眺めることができる。

 15日ごろから咲き始め、25日に満開となった庭園には高さ約3メートルの木に300輪以上の花が咲き、春風に揺れる様が美しい。コケの生えた地面にも、枝から落ちた花が彩りを添えている。今年は少雪で気温が高い日が続いたこともあり「昨年よりもつぼみが多く花つきがとても良い」と田中恒徳住職(56)は笑顔を見せる。

 見頃は4月上旬までとなりそう。田中住職は「華やかな五色ツバキをゆっくりと眺めながら心を癒やしてほしい」と話している。

 午前8時半~午後5時。拝観料は中学生以上400円、小学生200円。

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