ランプ小屋

敦賀港駅は当初金ヶ崎駅と呼ばれていました。明治末期から昭和初期にかけて欧亜国際列車が運行され、ここからウラジオストク航路に乗り継ぎ、遥か欧州を目指す人や荷物で賑わっていた場所です。ランプ小屋は、列車の灯火に使用されるカンテラの燃料を保管する油庫として、かつては主要な駅に一般的に存在したものです。しかし光源が電灯に変わるなどして、その用途が消滅すると、駅の増改築などで急速にその姿を消していきました。

ランプ小屋は1882年(明治15年)頃に建てられました。近代のコンクリートブロックやスレート造のものとは違い、丁寧に積み上げられたレンガや開口部のアーチなどは、独特の趣があります。そのレンガには、ところどころに四角い小さな文字が刻まれています。これはレンガを作った職人のサインのようなものです。

住所〒914-0072
福井県敦賀市金ケ崎町1-19
交通アクセス北陸自動車道・敦賀ICから 車で約8分
JR敦賀駅から ぐるっと敦賀周遊バス『観光ルート』で約8分「金崎宮」下車、またはコミュニティバス『松原線』で約6分「金崎宮口」下車
JR敦賀駅から タクシーで約6分
公共交通機関時刻表(外部サイト)http://www.fukui-bus.net/access_infomation/group_Tsuruga/Tsuruga.htm
お問い合わせ先敦賀観光協会 0770-22-8167
敦賀観光案内所 0770-21-8686
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