福井県敦賀市は、老朽化が進む児童福祉施設「こどもの国」(櫛川)の改修工事に着手し、4月中旬にリニューアルオープンする。気比の松原をイメージした高さ3メートルのツリー遊具や、海水魚と淡水魚を展示する水槽を設置し、敦賀の自然や文化を感じられる空間に一新する。

 全天候型の利用に対応した子育て支援の中核施設として再整備を図る。リニューアルに向けて2023年3月に基本構想を策定し、25年10月から工事に入った。総事業費は約1億9200万円で県補助金1億円を活用した。

 「敦賀を感じられる遊びと学びの空間づくり」をコンセプトに▽エントランス▽アトムあそぼランド▽プラネタリウム前室―の3エリアを改装する。

 正面エントランスに置く巨大ツリー遊具は「大地」「花」「鳥」「空」をイメージした4層構造で、遊具や仕掛けを用意し、子どもたちが各階層を行き来し、遊び回ることができるアトラクション。周囲には寝そべったり読書したりできるスペースも設ける。

 アトムあそぼランドは「ネイチャールーム」に名前を変え、敦賀の自然を模した滑り台やトンネルなどの遊具、円柱型水槽を設置する。海水水槽は直径100センチ、高さ65センチ、淡水水槽は直径60センチ、高さ65センチで、敦賀湾や市内の淡水域に生息する魚と同種のものを展示する。画像に触れると魚の生態を学べる仕組みも採り入れる。

 プラネタリウム前室は上映前に気分を盛り上げる演出を加える。通路の壁面には人工衛星や星空などを描き、待合スペースのベンチは惑星をモチーフにした丸形の椅子に変え、子どもの興味を引く工夫を凝らす。

 市の担当者は「子どもたちが安心して遊び、好奇心を育み、さまざまな体験を通じて成長できる場にしたい」としている。さらに、こどもの国の屋外遊具についても熱中症対策など利用者ニーズを踏まえた改修を検討している。具体的な改修内容やスケジュールは未定としている。

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