
辻井さんが集めた世界の複製名画が並ぶコレクション展=25日、美浜町丹生の関西電力美浜原子力PRセンター
福井県美浜町の辻井さんが集めた複製名画のコレクション展が10月5日まで、同町丹生の関西電力美浜原子力PRセンターで開かれている。レオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」など15~20世紀に描かれた世界の名画28点が並ぶ。
現代絵画やデジタル画像が普及する中で、人間本来の美や芸術を再発見してもらおうと、初めて企画した。
複製名画は全て6号サイズで、肖像画、歴史・宗教画、風俗・静物画、裸婦画、近代画の五つのジャンルで展示。ムンクの「叫び」や、ドラクロワが1830年の七月革命を題材として同年に描いた代表作「民衆を導く自由の女神」、ミレーの「落穂拾い」など有名絵画がずらりと並ぶ。辻井さんは「肖像画は、写真の無い時代に唯一の『生きた証』を残すものだった」などとジャンルごとの特徴を文章で説明している。
このほか、縦77センチ、横53センチの実寸大の「モナ・リザ」や、カラーコピーした「モナ・リザ」の顔の部分を鏡に替え、自分の顔を映す体験ができる辻井さんの作品「あなたがモ(デル)ナ・リザ?」もある。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)