大勢の愛好家が集まり県内25蔵元の日本酒を楽しんだ「春の新酒まつり」=10日、敦賀市きらめきみなと館

 福井県内を代表する25の蔵元が一堂に会する「春の新酒まつり2025in敦賀」が5月10日、敦賀市きらめきみなと館で開催された。各蔵元の新酒や大吟醸酒など104銘柄が並び、大勢の日本酒愛好家が飲み比べを楽しんだ。

 県酒造組合の恒例イベント。関西の人たちにも福井の酒に親しんでもらおうと敦賀で開いた。嶺南では初開催。午前と午後の2部制で、それぞれ鏡開きと会場全体による乾杯で開幕を祝った。

 参加者はグラスを手に各蔵元のブースを回った。県産酒米「さかほまれ」を使った純米大吟醸酒を勧められるなどしながら、幾種類も飲み比べた。サバのへしこ刺し身や甘エビの唐揚げなどのつまみも人気だった。

 滋賀県米原市からの観光客は「福井はおいしい酒が多い。この機会に飲んだことのない酒をたくさん試したい」と笑顔を見せた。県酒造組合の会長は「嶺南の人に嶺北の酒を、嶺北の人に嶺南の酒を知ってもらう機会をこれからもつくっていきたい」と話した。

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