
大島小の水槽に持ち込まれた黄色のヒラメ
黄色のヒラメを珍しそうに観察する児童=25日、おおい町大島小
大島小の水槽に持ち込まれた黄色のヒラメ
おおい町大島小に4月25日、魚体が黄色のヒラメが持ち込まれた。若狭湾で水揚げした地元漁師も「初めて見た」といい、児童も水槽の底でのんびりとしている“珍客”にびっくりしながら観察していた。
漁港が近くにある同校は1997年の改築時から児童玄関に水槽が設置されており、水揚げされた「珍しい魚」が持ち込まれている。24日夕方に同町大島の宮内翔一郎さんと、父の光利さんらの底引き網に掛かりこの日、同校に運んできた。
ヒラメは体長約50センチで黄色の体表にところどころ白色の斑点がある。昼休みには児童が水槽の周りに集まり観察。水槽の底にじっとしている様子を見ながら「なんで黄色なんだろう」「金箔(きんぱく)が貼ってあるみたい」と顔を近づけ見守っていた。
県海浜自然センター(若狭町)によると、遺伝子異常で体表が黄色になったと考えられ、珍しい現象という。15年漁師を続ける翔一郎さんは「網の中で明らかに目立っていた。縁起が良さそう」と話した。
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