見頃を迎えているハンゲショウ=9日、美浜町佐柿

 福井県美浜町若狭国吉城歴史資料館周辺でハンゲショウの葉が白く色づき見頃を迎えている。梅雨の蒸し暑さが続く中、風に揺られ涼感を誘っている。

 ハンゲショウは湿地や水辺に自生するドクダミ科の多年草。花が咲く頃に葉が白く色づく。毎年「半夏生」の時期に花をつけることや、葉の半分が化粧をしたように白くなることが名前の由来とされている。

 同館西側の敷地約4千平方メートルや入り口付近に群生している。7月9日には9割以上が白く色づき、訪れた人の目を楽しませていた。同館の担当者は「緑と白のコントラストを見に来てほしい」と話している。月末までハンゲショウの写真がプリントされた期間限定の御城朱印を1枚300円で販売している。問い合わせは同館=電話0770(32)0050。

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