北陸新幹線敦賀開業を契機に、敦賀・若狭エリアが首都圏でも知られ、興味を持っていただけるように、首都圏在住の方を招き、敦賀・若狭エリアのモニターツアーを実施しました。
「スケジュールもあり、美味しいご飯を多く食べられなかったのは残念ですが、結構いろいろなところに行ったので、とても楽しい旅でした!」と最後に語ってくれたのは、今回のモニターのお二人。
テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』などの人気番組の制作に携わり、現在は登録者約70万人のYoutubeチャンネル『ReHacQ』にて、『ReHacQ旅』と称して日本各地でロケを行っているテレビディレクター・高橋弘樹さんと、ReHacQ旅にも度々出演されるなど、多方面で活躍中の、東京大学准教授・斎藤幸平さん。
本記事では、その旅の様子を、同行した北陸の空株式会社がご報告します。
SEE SEA PARK・THREE TIMES COFFEE WAKASA【おおい町】
2022年にオープンしたSEE SEA PARK(シーシーパーク)は、「みんなでつくる公園」をコンセプトにした商業施設。コーヒーショップやレストラン、アウトドアショップなどがあります。
当日は雨模様で、当初予定していた海沿いを眺めることができなかったため、SEE SEA PARK 内にあるTHREE TIMES COFFEE WAKASA にてコーヒーを飲むところからスタートしました。
別邸たち太【高浜町】
『別邸たち太』は、地元食材をたっぷり使ったお料理が楽しめる割烹料理店です。気軽に懐石料理を楽しんでほしいというオーナーの思いから、リーズナブルな価格帯でも楽しめる懐石料理を提供しています。
今回は、別邸たち太に併設されたオーベルジュ(レストランと宿泊場所を兼ねた施設)『時音の宿 つぐみ』に宿泊。
部屋にはマッサージチェアや海を眺められるお風呂がついていました。浴槽が2つ並んでいるので、1人ずつ入って語らいながらの入浴も楽しめます。
「浴槽が2つあるのがいいね、めちゃくちゃ珍しいし、ゆっくりできるじゃん!」(高橋さん)
そして、夜ごはんは2階にある『汐音の里 櫂(かい)』へ。海を眺められる空間で、京懐石のコースを楽しみました。
若狭和田ビーチ【高浜町】
翌日の朝はモニターのお二人がお風呂から見ていたという若狭湾を散歩するところからスタート。若狭和田ビーチは、国際環境認証『ブルーフラッグ』をアジアで初めて取得したビーチでもあります。
そんなビーチの近くをゆったりと散歩し、朝の若狭湾を味わいました。雨も止み始め、爽やかなスタートになりました。
なお、今回は、朝の爽やかな空気の中で若狭湾をゆっくり堪能しましたが、 若狭和田ビーチは日本の夕日百選にも選ばれている場所。
一日の疲れを癒しに夕日を見に行くのもおすすめです!
御菓子処 大次郎【高浜町】
つづいて、福井の最西端にある和菓子屋さんへ。
創業100年以上の老舗和菓子店であり、「高浜町の人なら誰でも知っている」とも言われる、地元に愛されているお店です。
囲炉裏にあたりながら、名物の六方焼きを食べました。
「こんな田舎なのに、囲炉裏のある和菓子屋さんがあるって面白いですね。食べている間も地元の人の出入りがあって、人気なんだなと思いました」(斎藤さん)
明通寺【小浜市】
福井で唯一の国宝建築物『明通寺』にも行ってみました。
本堂と三重塔が国宝に指定されているほか、重要文化財に指定されている仏像など、貴重な寺宝を複数擁するお寺です。
大切に残されてきた、国宝や仏像などをじっくり拝観し、とても貴重な時間を過ごすことができました。
木々に囲まれ、葉の揺れる音や水音が響く神聖な雰囲気の中、高橋さんはノリノリで国宝の三重塔を撮影していました。
この雰囲気は絵になりますよね。
「せっかくいい場所なのにあまり知られていないですよね。もったいない。もっとアピールしてほしいです」(斎藤さん)
熊川宿【若狭町】
続いて、若狭町の熊川宿へ。
熊川宿は、若狭と京都の交易の拠点として発展した宿場町であり、重要伝統的建造物群保存地区や日本遺産に認定されています。
最近では、リノベーションしたおしゃれなカフェや宿も増えており、幅広い層に刺さるまちに変化してきています。
コーヒーを飲みながら、そんな熊川宿を散策しました。
ちえなみき【敦賀市】
旅の終わりに電車を待つ間、敦賀市の公設書店『ちえなみき』にて面白そうな本を物色。
新たな知の賑わいの拠点として、2022年にオープンしたちえなみきは、本屋さんのような、図書館のような不思議な場所。
北陸新幹線延伸後の終着駅となる敦賀駅の目の前にあるため、旅の始まりや終わりのちょっとした時間にも立ち寄ることができます。
まとめ
今回は、老舗和菓子店や国宝のあるお寺、歴史あるものをリノベーションしながら今につなげてきた場所など、地元の人に愛されつづけて今に残る魅力を巡るツアーとなりました。
悪天候ながらも、敦賀・若狭エリアを横断しながらほぼ全市町のスポットを巡る旅となり、存分に敦賀・若狭エリアを味わえる旅となったのではないでしょうか。
敦賀・若狭エリアは他の土地と比べればまだまだ発掘・発信されていない場所が多いため、モニターの皆様にも、先入観なしで敦賀・若狭エリアの魅力を感じてもらえました。
従来の「有名観光地を巡る」ようなスタンプラリー的な旅ではなく、「みんなが知らない場所に行きたい」、「ニッチな旅がしたい」といった新しい旅を求める層にとっては特に、敦賀・若狭エリアは魅力あふれる土地なのではないかと思います。
伸びしろばかりの敦賀・若狭エリア。北陸新幹線延伸をきっかけに、さらに盛り上げていきたいものです。
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記事作成:北陸の空株式会社