コウノトリのイラストなどがデザインされたパッケージの新たな梅酒「かっぷちゅ」=26日、越前市の道の駅「越前たけふ」

 梅酒製造のエコファームみかた(福井県若狭町)は、来春の北陸新幹線県内開業をPRするパッケージの梅酒「かっぷちゅ」を開発した。7月26日には越前市の道の駅「越前たけふ」でお披露目会を開き、同市で先行販売を開始した。商品は150ミリリットル4本セット。瓶に国の特別天然記念物コウノトリや県内開業駅エリアの名所をデザインし、福井の魅力を紹介している。

 同社は同町産の福井梅の品種「紅映(べにさし)」を使った梅酒やジュースなどを手がけている。新商品は新幹線県内開業で県外から観光客が多く訪れることを見据え、昨年11月から開発を進めてきた。

 瓶4本にはコウノトリの姿とともに、開業4駅周辺の名所をそれぞれ紹介している。福井市は足羽川の桜並木、敦賀市は気比の松原、あわら市は温泉宿、越前市は日野山を題材に、四季をイラストで表現したデザインとなっている。

 すっきりとした飲み口で、アルコール度数は10%と女性にも飲みやすくなっている。新屋明社長(53)は「観光客の皆さんには旅のお供やお土産として手に取ってもらい、梅酒を通じて福井を知るきっかけにしてほしい」と話していた。

 4本セット税込み2200円。越前たけふ駅の外観がコウノトリをイメージしていることから越前市で先行し、同駅に隣接する道の駅「越前たけふ」や越前市内の酒店、土産店で取り扱う。今後、順次県内各地でも販売していく予定という。問い合わせは同社=電話0770(45)3100。
 

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