• 丁寧な色使いでリアリティーを追求した作品が並ぶ模型展示会=9日、若狭町パレア若狭
  • イラストとともに出品したクリームソーダ。上には、ロボットとつやつやのサクランボが添えられている
  • 初代から年代ごとに並べたアニメのキャラクター模型
丁寧な色使いでリアリティーを追求した作品が並ぶ模型展示会=9日、若狭町パレア若狭

 福井県内外のプラモデル愛好家の作品を集めた模型展示会が7月30日まで、若狭町パレア若狭で開かれている。リアリティーを追求し色塗りされたスーパーカーやアニメのキャラクター、スイッチを押すと花火の絵が光る作品など、工夫を凝らした労作300点近くが並んでいる。

 子どもに作る楽しさを見つけてもらおうと若狭町が主催した。県内の愛好家グループ「フクイ・スケール・モデラーズ」と滋賀県の「高島模型クラブ」のメンバーが出品した。

 丁寧に色を塗り質感たっぷりの車やバイク、旅客機のほか、つやつやとしたサクランボを添えたクリームソーダ、金属の銀色部分に茶色をわずかに重ね塗りして汚れを表現したキャラクターなど、こだわりのある作品ぞろい。模型パーツ付きのマガジンを購入し、2年がかりで完成させた戦艦もある。

 越前市の会社員は、浴衣姿のキャラクターが縁側で花火を楽しむ作品を出品。花火のポストカードを使っており、スイッチを押すとライトが光り、打ち上げ音とともに花火を楽しめる。ブロックを崩してメダルを取る人気テレビゲームの場面を再現した作品もある。

 元陸上自衛隊員の滋賀県高島市の男性は61式戦車を制作。食料、衣類を詰めたバッグやテントを自作し戦車に載せた。「百円均一ショップで材料をそろえ、勤務当時を思い出しながら作った」と話す。

 入場無料。午前9時~午後8時(最終日は午後3時まで)、火曜休館。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)