福井県小浜市鯉川の海水浴場「若狭鯉川シーサイドパーク」が6月30日、一般開放される県内海水浴場ではトップを切って浜開き(海開き)した。現地で神事と式典があり、今シーズンの盛況と安全を祈願した。
地元住民ら関係者約20人が出席。安全祈願や祝詞奏上(そうじょう)のあと、松崎市長が「今後はますます経済活動が動き出し、観光もコロナ禍以前の水準まで回復していくことを期待している。地域資源のさらなる磨き上げが重要」とあいさつし、海にお神酒を注いだ。最後に小浜海上保安署の巡視艇が放水し、海水浴シーズンの幕開けを祝った。
同海水浴場は指定エリアでバーベキューができるほか、ビーチバレーボールのコートもあり、市文化観光課に事前申請すれば無料で使用できる。
県観光誘客課によると、今年は県内のほとんどの海水浴場が開設される見込みで、7月10日にかけて海開きのピークになるという。小浜市では田烏を除く7海水浴場が12日までに順次開かれ、近隣では水晶浜(美浜町)が1日、若狭和田ビーチ(高浜町)が8日、気比の松原(敦賀市)が15日などとなっている。
新型コロナ禍で取りやめとなっていた浜茶屋の出店が再開するところもある。県の担当者は「コロナ禍前の様子に近くなると思うが、基本的な感染対策は引き続き心がけてほしい」とした。
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