福井県高浜町の魅力を発信しようと開発した新商品の菓子の販売が7月1日、同町塩土のシーフードマーケット「UMIKARA(うみから)」で始まった。町産レモンを使った洋菓子と手土産にぴったりな箱菓子の2種類で、海山の幸を生かした味で観光客に向け同町をアピールする。
若狭高浜観光協会と、うみからを運営する地域商社まちからが、北陸新幹線県内開業に向け、高浜町の農水産物を活用した商品開発に取り組んできた。3月には菓子や水産加工物など約20種類の新商品を関係者にお披露目した。販売体制が整ったものから順次発売し、水産加工品の一部は先に販売している。
この日は菓子の第1弾として「うちうらレモンフィナンシェ」「たかはま鯛サブレ」の販売を開始した。フィナンシェは内浦地区特産のレモンを皮まで使い、生地に練り込み焼き上げた。さっぱりとした風味に仕上がっている。サブレは、海のある町を訪れたことが伝わりやすいようタイの形で、真っ赤なタイが大きくデザインされたパッケージが目を引く。
まちからの名里裕介社長は「新商品で高浜の海も山もPRし、実際に足を運んでもらうようにできれば」と期待を込めた。
フィナンシェは5個入り1620円。3個入り、ばら売りもある。サブレは1箱(15個入り)756円。
今月中に魚の焼き印入りまんじゅうの発売も予定している。
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