「おくのほそ道の風景地LINEスタンプラリー」のチラシ

 福井県敦賀市の気比神宮境内や南越前町の湯尾峠など、全国26カ所の国名勝「おくのほそ道の風景地」を巡るLINEスタンプラリーが来年5月6日まで行われている。各風景地に設置されたQRコードをスマホで読み取りスタンプを集め、記念グッズをもらう。

 岐阜県大垣市の大垣観光協会の主催。「おくのほそ道」は、俳聖・松尾芭蕉(ばしょう)が1689年に陸奥、北陸路を旅して書いた紀行文で、国は芭蕉が俳句を残した名所などを「おくのほそ道の風景地」として指定した。県内は、気比神宮境内(けいの明神)と湯尾峠の2カ所で、気比神宮では芭蕉が「月清し遊行のもてる砂の上」を詠んだ。湯尾峠には「月に名をつつみ兼てやいもの神」の句碑が残っている。

 スタンプラリーは、無料通信アプリ「LINE」の公式アカウントを友だち追加し参加する。26カ所のうち、3カ所以上巡った人には岐阜県大垣市の大垣船町川湊の絵が描かれたオリジナルクリアファイル、10カ所以上は参加市町の特産品がもらえる。同市の奥の細道むすびの地記念館に行き、スタンプの数を提示する。風景地は大垣観光協会のHP(ホームページ)から確認できる。問い合わせは同観光協会=電話0584(77)1535。

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